- 2021.01.20
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あなたも警察官!?【不織布マスク】を考える 『マスク警察ならぬ...
あなたも警察官!?【不織布マスク】を考える
『マスク警察ならぬ、不織布マスク警察が登場~』
このところそんなニュースを見聞きします。
全く関係無い話ですが、私、短大卒業後に警察官になりたくて警官採用試験を受けたんです。
たしか2次試験(実技?)で不合格…
今考えると全く自分に合う仕事ではなかったので当然の結果と思いますが。
こんな私でも警察官を名乗れる時代が来るなんて!
…と冗談はさておき。
新型コロナウィルスに怯えるマスク生活は、まもなく1年になります。
なのになぜ今「不織布じゃなければマスクじゃない!」の勢いで報道されるようになったのでしょう。
不織布マスクにからむ利権のせい?などと勘ぐってしまいます。
(家のどこかに放置されている)全戸アベノマスク配布、布マスク手作りブームがあり、今やウレタンなど様々な素材で色や柄も多彩なものが大量に販売されています。
不織布マスク推奨報道のきっかけは、理化学研究所の研究チームが発表したスパコン富岳のシミュレーションだと言われますが、マスクの素材により影響を受ける飛沫量の違いはもっと前に分かっていたことです。
ちなみに、豊橋技術科学大学のプレスリリースによると、フェイスシールドやマウスシールドは小さな飛沫に対しては効果がないそうですね。
ネットのリサーチを見ても、不織布マスクを着用する人の割合は5割以上。
首都圏在住の医療関係者に対して行われた調査でも6割以上の人がプライベートでは不織布を使用と回答。
成人式参列者には強制付け替え、美容院では付け替え用に不織布マスクを無料配布しているなどのニュースも。
しかし。不織布マスクなら、本当に安心……?
私はウレタンと不織布を併用していますが、最近、某大手ドラッグストアで購入した不織布マスク、今まで10枚ほど使ったうちのなんと3割が!
個包装を開け、着けようと耳ひも部分をひっぱると…なんと、1か所の接着が本体から剥がれてしまったのです。
他にも、2回ほど着脱したところで本体に穴が開いてひもが取れてしまいました!
もしかして…私の顔がデカい…から??
さすがに販売会社に連絡したところ、そういった問い合わせがかなりあるようで、翌日には返品と同時に代替品が届きました。
…が、私の顔が異常に大きいとか、交換の対応が云々ではありません。出回っている不織布マスクの大半は中国製、産地は無関係とは言いますが、マスクの品質には少々疑義が生じました。
改めて確認ですが、不織布マスクはの細い繊維を接着させたり絡み合わせたりして作られたもの。
PFE(微粒子ろ過効率)の高い不織布マスクを適切に使用すれば、非常に小さなインフルエンザと同等の0.1㎛の新型コロナウィルスをカットする効果が期待できます。
しかし、布やウレタンでも効果が無いわけではありません。
洗って繰り返し使えるところはエコであり、土に還らないプラスチック製の不織布マスクが河川や海岸の“ゴミ”問題となっているのも事実です。
何より大切なのは、必要に応じてマスクを着用し、私たち一人ひとりが節度ある行動をとること。
自分、そして自分の周りの大切な人たちの命、生活、さらに地域の医療、経済、みんなの未来を守るために、です。
マスク選択も、一時の情報におどらされず、季節、生活環境、用途、体調に合わせて。
警察の取り締まりはストレスを生むだけです……
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