みんなはどうしてる?ダブルインカム世帯の実態を調査 昭和55年 ...

みんなはどうしてる?ダブルインカム世帯の実態を調査

昭和55年 35.5%
令和元年 68.4%

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厚生労働省、内閣府、総務省が実施したいくつかの調査をもとに、独立行政法人労働政策研究・研修機構が公表しているです。

2019年のワタベウェディング調査によれば、結婚しても妻が働いている、は92.5%、そのうち正社員は62.8%、また妻にも働き続けて欲しいと考える男性は71.5%とのこと。

男性だけの収入では家計のやりくりが大変になっていることに加え、専業主夫・主婦であることの罪悪感からとりあえず働いている、そんな方も少なからずいるようです。
私がカウンセリングしたクライアントの中にも、働いていないことを周囲から暗に非難された、罪悪感を覚えている…そんな方がいらっしゃいます。

生き方、働き方、価値観は人それぞれ。
私のモットーとしている言葉に
「私は何をしたとしても何をしなかったとしても愛に値します」
がありますが、私はまさにこの言葉が全てだと思います。

と、そんなことを思いつつ。ダブルインカム家庭のお金について考えてみました。

日々相談に関わる中では、家計の管理を誰がしているのか、必ずお聞きします。

どちらかに全て任せている、支出の中で項目を決めてそれぞれが負担している、など様々ですが、パートナーの年収や貯蓄額、負債額などを知らないというご家庭も意外と多いと感じます。

ダブルインカム家計の最大メリットは、収入の柱が2本=片働きより余裕が生まれやすく、どちらかの収入が途絶えても家計的にゼロにならないこと。

一方、
「相手がきっと貯めているだろう」
「共働きだから少しくらい多くお金を使っても大丈夫」
「お互いに干渉しないルールだから」

など、つい財布のヒモが緩み。将来の経済危機を招く可能性もあります。

俺が、私が働いて稼いだお金だ!…相手にとやかく言われたくない、お金のことを相手に聞きにくい、相手に全て任せているしそもそも興味がない……など様々な感情はあるかと思いますが、家庭運営を考えれば共通の費目が生じますし、共に情報共有し、予算、使いみち、貯蓄目標など。お互いのお金に対する価値観、方針をしっかりと話し合うのが理想。

家庭において、『マネー会議』を定期的に開催し、家庭の将来のリスクについて考える、支出を抑える創意工夫や資産形成に関する情報を共有してみる、などはいかがでしょうか。

資金管理としては、いつでも、お互いに入出金の確認ができる『共通家計口座』を作り、双方の収入から毎月一定額の生活費を入れておくのがおすすめ。そこから自動的に先取貯蓄をする仕組みにしておくと、家計としての資金ダムの形成もできます。

また、付き合いや趣味などに使う『お小遣い口座』を作り、これについてはお互いに使い道を詮索しない、などの工夫をし、お金のストレスを溜めないようにする工夫も必要ですね。

夫婦とはいっても元は他人であり、お金の価値観が全て一致ということはあり得ないでしょう。

だからこそ。

「私たちはどんな家庭を築いていきたいのか?」お互いの価値観を尊重しつつ妥協点を見出す…

最後に。
読んでいただいたあなたへ。
「我が家はこんな風にして上手くやっています」などの生情報をシェアいただければ幸いです。